ここからは、直接的な状況の外にあるものを示していきます。
ポジション7の「彼女が見ている自分」に、「カップの5」のカード。
キーワードは、「喪失、奪われる、後悔」です。
彼女は大切にしてきたものを失った喪失感、後悔、絶望の中にいると解釈しました。
ポジション8の「外的な環境」に、「ワンドのペイジ」のカードの逆位置。
このカードもコートカードで、「特定の態度や行動」を表します。
キーワードは、「クリエイティブになる、熱中する、自信を持つ、勇敢に振舞う」人を表しますが、逆位置なので、そのエネルギーは弱くなっています。
「混乱、優柔不断」を意味します。
彼女の周り、ご両親、ご家族、もしかすると友人に、何か環境の変化が生じたことから、混乱や優柔不断な状況にあると解釈しました。
彼女の人生に対し、周りの環境変化に対する影響が強く働いていると解釈しました。
ポジション9の「ガイダンス」に、「世界」のカードの逆位置。
キーワードは、「統合、完成、関わり合い、達成」と、ゴールを示すカードですが、逆位置なので、そのエネルギーは弱くなっています。
「停滞」を意味します。
彼女の状況は、しばらくは大きな変化が生じませんが、彼女がもう一度人生のダンスを踊る準備ができたと感じたときは、「世界」のカードが示す自由や歓喜が解き放たれる可能性はいつでもそこにあると、カードがメッセージを送っていると解釈しました。
ポジション10の「総合的な結果」に、「ペンタクルの4」のカード。
キーワードは、「所有欲、コントロール、変化を抑える」です。
今、彼女の人生は停滞している状況ですが、しばらくは現状維持が続くと解釈しました。
ただし、変化を抑え込もうとする自我のコントロール願望は、混乱した状況の中で、ものごとを整理するための秩序を作り出すためには価値があるものの、過剰になってしまうと創造性や自己表現が抑圧されてしまいがちになるので、自分の置かれている状況をよく注意して見ることが大切であること、そして人生の歓喜が訪れる未来は必ず来ることを、カードが彼女へのメッセージとして、送っているように感じました。
以上になります。